今、生きているのと死んでいるのの中間にいます。ちょっとでも動けば死んでいるほうに入ってしまいますが、とりあえずは、別に理由もなく、生きているほうに立っています。こうなってもう一月以上経ちます。個人的な問題すぎて、精神科はなんだかあんまり効果がなさそうです。一ヶ月ちょっとの間、いろいろ考えました。もともと昔から、僕の生き方は孤独を土壌にしたものでした。孤独から離れると、すぐに苦しくなるので、孤独がいちばん呼吸しやすかったからです。その土壌で、何を目的に生きていたかというと、妄想的なイメージです。雨が降るだの雪が降るだの晴れた田だの川沿いの道だの暗い路地だの工場の景色だの朝だの昼だの夜だのいろんな状況でイメージを飛ばして、そこに浸ることだけが楽しみでした。何をやっていても、やっていること自体を楽しむことはあまりなかったので、そういうイメージを楽しむしかなかったということもありました。何をやるのでもイメージがまずあって、そのイメージが良ければ何でもやりました。でもイメージを楽しんでいるだけでいつも何かキメてトリップしてるような状態で、それだけで最高でした。絵とか小説とかで表現する暇もないほどばんばんイメージを飛ばしていました。イメージが僕の生きる目的で手段で原動力でした。大学一年のときにそのピークが来たあとは、イメージがひとつずつ消えていきました。死ぬほど焦っていろいろしましたが、新しいイメージを作っても寝て起きたら消えてるみたいなことも多かったです。そして会社に入ったらそれが加速度的になって今に至る。会社を辞めるときには、これでイメージが回復するかな、とか思いましたが、真逆でした。今年、７月に入ったらついにイメージが全部消えました。これまでそれにすがってしか生きていなかったので、これで生きる術も目的も完全に失いました。これで僕の世界は終わりです。ここからがさらに辛いです。ひとつの世界が終わると、ありきたりの目線からしかまわりを眺められません。そうやって眺めると、僕のまわりには何もありません。友達も恋人も趣味も仕事もお金も何もありませんし何を見ても聴いてもそれほどの手ごたえがありません。必死になって絵描いたり小説書いたり音楽作ったりしてイメージを取り戻そうとしても、原動力も目的も作りたいものも浮かばないのにどうしようもないです。だから全部途中で止まってしまいます。どこにい